ブログ

Blog

50代からの挑戦──60歳を超えて正社員になれた私の物語

  • カテゴリー:あなたのストーリー
  • 公開日:

こちらの内容は実際に働かれている方の物語を参考に書き上げています。

定年を意識し始めた日々

三重県に住むHさんは、50代半ばで勤めていた会社を早期退職しました。
長年同じ職場で働いてきましたが、「定年まであとわずか」という現実と、体力的な不安を感じたことがきっかけでした。

退職してしばらくは、自由な時間を楽しんでいました。
朝はゆっくり起き、家庭菜園をしたり、散歩をしたり。
しかし、数ヶ月が経つと次第に心に空白が生まれ始めます。

「このまま家にいるだけでいいのだろうか」「まだ働ける体力もあるし、誰かの役に立ちたい」

そんな気持ちが芽生え、再び仕事を探すことを考え始めました。

けれど、求人サイトを開くたびにため息が漏れます。
「この年齢から再就職なんて難しい」「正社員は無理でも、少しでも働ければいい」

条件の欄に並ぶ「年齢不問」の文字さえ、本当に信じていいのか疑ってしまう。
若い人と同じ面接会場に座ると、どうしても自分が不利に思えてしまい、「年齢を理由に断られるのでは…」という不安が頭を離れませんでした。

Hさんの心には、働きたい気持ちと同じくらい、年齢に対する大きな壁が立ちはだかっていたのです。

派遣で見つけた新しい道

「自分にできる仕事なんてあるのだろうか」
そう考えながらも、少しずつ求人情報を調べていたHさんの目に留まったのは、アイゴットの 介護派遣スタッフ募集 の文字でした。

「介護…か。資格も経験もないけど、大丈夫だろうか」

最初は不安しかありませんでした。
体力的にきつい仕事なのでは? 若い人ばかりの職場で、自分は浮いてしまうのでは?そんな思いが頭をよぎります。

それでも、「未経験OK」「週3日から」「シーツ交換や清掃などの補助業務から」と書かれた説明に、少しだけ心が動きました。
「これなら、自分にもできるかもしれない」

思い切って登録をすると、担当スタッフがすぐに連絡をくれました。
電話越しに不安を打ち明けると、スタッフはこう言ってくれたのです。

「Hさんの年齢やご経験を活かせる場はたくさんあります。無理のない働き方から始めましょう。」

その言葉に、胸の奥で固まっていた不安が少しずつ溶けていきました。

紹介されたのは、地元の介護施設での派遣のお仕事。最初の業務は、利用者さんの食事の配膳やシーツ交換、お話し相手など。
「資格や特別な経験がなくても、誰かの役に立てる仕事です」とスタッフが説明してくれました。

Hさんは迷った末、挑戦を決意します。
「もし続けられなかったら、そのときはそのとき。まずはやってみよう」そんな気持ちで、介護の世界へ第一歩を踏み出したのです。

続けるうちに芽生えた自信

初めて介護施設で働いた日、Hさんの胸は不安でいっぱいでした。
「体力が持つだろうか」「若いスタッフたちの足を引っ張らないだろうか」
そんな思いで緊張しながら制服に袖を通しました。

最初の仕事は食事の配膳。
トレーを運びながら「どうぞ」と声をかけると、一人の利用者さんがにっこり笑って言いました。

「ありがとう、助かるわね。」

その一言に、胸の奥がじんわり温かくなりました。
「こんな小さなことで喜んでもらえるんだ」それは長い会社員生活では味わったことのない種類の「ありがとう」でした。

数週間が経つ頃には、利用者さんから名前で呼んでもらえるようになりました。
「Hさん、今日は来てくれるんだね」「お話しできて嬉しいよ」

その声に応えるたび、自分が必要とされている実感が湧き、仕事に向かう足取りも少しずつ軽くなっていきました。

また、同僚の若いスタッフからも「いつも丁寧に接してくださるので勉強になります」と声をかけられ、自分の年齢や人生経験そのものが武器になることに気づきました。

50代半ばから始めた介護の仕事。
最初は「続けられるかどうか」が心配でしたが、今では「もっと役に立ちたい」という前向きな気持ちに変わっていました。

60歳を超えて正社員へ

派遣スタッフとして働き始めてから数年。
Hさんはすっかり介護の現場に馴染み、利用者さんや同僚からも信頼される存在になっていました。
勤務態度は真面目で、遅刻や欠勤もほとんどなし。何よりも、どんな小さな仕事でも「ありがとう」と言われることを喜びに変え、丁寧に取り組む姿勢は、施設のスタッフからも高く評価されていました。

そして60歳を迎えたある日、施設の管理者から声をかけられました。

「Hさん、うちで正社員として働いてみませんか?」

その言葉にHさんは一瞬耳を疑いました。「正社員」なんて、もう自分には縁のない言葉だと思っていたからです。驚きと同時に、心の奥から熱いものが込み上げてきました。

派遣として働き始めたときは、「少しでも収入があれば…」という気持ちからでした。
それが、努力を続けたことで、60歳を過ぎてから正社員として迎え入れられるとは思ってもみなかったのです。

「50代から挑戦して、本当によかった」「年齢を理由に諦めなくてよかった」

その瞬間、Hさんは心からそう感じました。

今では「仕事を通じて人の役に立ち続けられる」ことが生きがいになり、同じように年齢で迷っている人に「遅すぎることはない」と伝えたいと思っています。

あなたへ

Hさんが新しい道を歩み始めたのは、50代半ば。
「もう正社員にはなれない」「年齢を理由に断られるに違いない」
そう思っていたところからのスタートでした。

それでも、一歩を踏み出したからこそ、60歳を超えて正社員という大きなチャンスを掴むことができました。

大切なのは、年齢ではありません。「誰かの役に立ちたい」 という気持ちと、最初の一歩を踏み出す勇気です。

もしあなたが今、「この年齢で再就職なんて無理かもしれない」「もう正社員は諦めたほうがいいのかな」そんな風に思っているなら、Hさんの体験を思い出してください。

派遣から始めてもいいのです。
小さな一歩が、未来を大きく変えるきっかけになります。

アイゴットは、あなたの挑戦を全力でサポートします。
未経験からのスタートも、ブランク明けの再挑戦も、そして50代・60代からのキャリアチェンジも。あなたに合った働き方を一緒に探し、安心して続けられる環境をご紹介します。

まずは無料登録から

  • LINE登録:スマホで簡単に、最新のお仕事情報が届きます。

  • WEB登録:条件を入力して、自分に合った職場を探せます。

登録はほんの数分。
Hさんがそうだったように、あなたにも「まだやれる」と思える瞬間が必ず訪れます。

その一歩を、今日から踏み出してみませんか?

求人情報